- 2024年1月20日
- 2024年1月19日
老子道徳経 -第10章- 陰徳の人
老子道徳経 第10章 カラダをやすらかにして 母なるタオを胸に抱き それから離れないでいることができるだろうか 氣を充実させ心身をやわらかく保ち 赤ん坊のようであることができるだろうか 汚れた心の鏡を洗い 深い洞察を得て すこしのキズも曇りもなくいられるだろうか &nbs […]
老子道徳経 第10章 カラダをやすらかにして 母なるタオを胸に抱き それから離れないでいることができるだろうか 氣を充実させ心身をやわらかく保ち 赤ん坊のようであることができるだろうか 汚れた心の鏡を洗い 深い洞察を得て すこしのキズも曇りもなくいられるだろうか &nbs […]
老子道徳経 第9章 いつまでも器を満たしておこうとするのは やめたほうがいい 極限までとがらせた刃先は すぐにほころぶ 多くの財宝を所有すると 守るのが大変だ 地位や財産に驕れば 身の破滅をまねく なにごとも満たしすぎるとよくない もっともっと、といわず 身のひきどきを大切にする それ […]
老子道徳経 第8章 ほんとうの善とは水のはたらきのようなもの 水は万物の成長に貢献して 争うことがない 多くの人たちが嫌がる低い場所にとどまる だから、宇宙原理のタオに近い しっかりと地に根をはり 心は深淵でおちついていて 人に親切で 誠実な言葉で言うべきこといい 場をお […]
老子道徳経 第7章 天地は悠久に存在しつづける 天地がこうして ゆったりと久しく存在できるのは ただそこにあって 自分こそが、と 生きながらえようとしないから だから 長く永く存在しつづける タオの人は 人びとの一番うしろに身を置くけど 自然と推されて 氣づくと一番前に出 […]
老子道徳経 -第6章- 谷の女神は死なない いのちを生み出しつづける すべてが生まれる玄の門 天地の根源に達する門 そのおぼろげでありながら 湧き出るいのちのエネルギーは 滾々として尽きることがない 神遊りら 訳 宇宙の源は、女性的だ 女神たる […]
老子道徳経 第5章 大元からうまれた天地の創造のはたらきは 仁愛に満ちてるわけじゃない タオの人もそうだ あらゆるものを生み出しては 祭りで並べられる藁でつくった犬のように 用が済んだら捨てている 天と地の間にあるこの世界は 風を送り出すふいごのようなもの 空っぽなのに […]
老子道徳経 第4章 タオは空っぽで なにもないようにみえるけど 無尽、無限のはたらきでみちている その空っぽが 何かでみたされてしまうことはない なにかで満ちていると 使い果たされれば尽きてしまうけど 空っぽは無尽蔵 だから、無限 底なしの淵のように深い深い あらゆるもの […]
老子道徳経 第3章 アタマの良いひとは、社会に認められ重用される そういう風潮がなくなれば みんな、競争に熱をあげないんじゃないか 手に入りにくい珍しいものを 貴重だとして価値をおくけど そうすることをやめれば 人のものを盗んだりすることも ないんじゃないか […]
老子道徳経 第2章 人びとは 美しいものを美しいと認識することを 当たり前だと思ってる でも、そう決めつけることが 実は醜いことかもしれない 善いことを善いということに 疑問を抱くこともない でも、善だと決めつけるところに 善とは反対のものが生まれる 美しさ […]
老子道徳経 第1章 「道(タオ)」は これこそが「道(タオ)」だといって示したり 名付けたりすることのできるものじゃない 言葉で表したり名前をつけたりする前の始源の状態 この領域から天地が生まれ 天地のあいだに万物が生まれた 無欲さと純粋さによって 人はその […]